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大田区のお家が無事上棟しました

ブログ 2010年02月14日

東京目黒の工務店、江中建設です。
今日は大変寒い一日でしたね。それと比べると、こちらのお家を上棟させて頂いた時は日差しが暖かく、好天に恵まれた一日でした。
最近の現場は、必ず先行足場と言って柱とかをくみ上げる前に建物の全周を仮設足場で囲むように作ります。
真ん中の基準となるべき建物がないので、足場を組み上げにくかったり、不安定な形になりやりにくい部分も多々あります。
とは言え、やはり高所作業の時は足場がある方が断然安全に仕事が出来ます。ということで、先行で仮設足場を組むようにするのです。なので、建物が出来た後を想像して組み上げないと使いにくい足場となってしまいますから、足場を建てる前の打合せも重要になってくるのです。
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そして建方の当日、どんどん柱や梁を組んでいきます。この時の大きな力となるのがクレーン。特に2階以上になってくると人間の力ではなかなか持ち上がらない木材もどんどん上げてくれます。この時も大きな化粧梁があって人の力ではなかなか持ち上がらなかったのですが、あっという間にクレーンが持ち上げ、改めてクレーンの威力を感じました。
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大工の棟梁は、そうやって手やクレーンで運び込まれる柱や梁をどのような形でどのように据え付けるか考えます。なので、とても真剣な表情で一つ一つの指示を出していきます。
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そしてそうやって受け取った柱を鳶さんや大工さんが所定の位置に運び、
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梁の上でかまえていた鳶さんが「かけや」と呼ばれる大きな木槌で叩き、はめこんでいくのです。
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そうやって職人さん達が一生懸命作業を行い、途中現場加工があったため想定より少々時間はかかったものの、無事棟を上げることが出来ました。
そして柱に幣串(へいぐし)を固定し祭壇を作り、
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お施主様、建築家の方、そして工事関係者で、2礼2拍手1礼を行った上で建物の四方を清めます。
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その後はとてもありがたいことに、お施主様がお飲み物とお食事をご用意下さいました。
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そこでお施主様と建築家の方からご挨拶をいただきました。お施主様のこの家に対する想いをお父様の頃の家造りのエピソードなども交えて、熱く語っていただきました。
また、建築家の松本直子先生は「日本にもっと住み心地の良い家を増やしていきたいと心から思っています」とこれまた熱いお言葉を頂戴しました。
こういった方々が携わり、そして想いのこもった家造りをさせて頂くことが出来て、我々も本当に光栄なことだなあと思って聞いておりました。
勿論その他にも楽しいお話し、愉快なお話、かわいらしいお子様の行動などであっという間に時間は過ぎ、お開きの時間に。中締めということで、鳶さんに木遣りで締めて貰いました。
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この家が住まわれる方にとって、過ごしやすく、快適で、楽しく愉快な生活を送ることの出来る家となりますよう、工事関係者一同、これからも頑張って参りたいと改めて思った上棟の日でした。