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建て方直後の雨樋

ブログ 2016年11月30日

東京目黒の工務店、江中建設です。

さて、先日建て方作業も無事終わり、大工さん始め職人さんたちが一生懸命作業をしてくれている現場があります。

ちょうどここの現場に立ち寄った時、雨樋がもう設置されていました。

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通常雨樋というのは仮設足場を解体する直前に設置する工程を組みます。早めに設置してしまうと、屋根を葺いたり外壁を仕上げている時に、材料運搬の邪魔になったり、傷つけてしまうこともあるからです。

なんでだろうということで、現場の人に聞いたら、ちょうどこちらの建物は片流れの屋根が中央に向かって谷のようになっているので、雨水を屋根が全部受けて、建物の中央近くに流れ落ちてしまい、周りを濡らしてしまうので、

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(屋根の頂部から手前側に水が流れ落ちてしまう状況がこの写真から想像できると思います。こちらは賃貸住宅となっていて、真ん中の部分がそれぞれの部屋の玄関になっています。今はまだ玄関ドアを設置していないので、水が落ちてきて跳ねると、室内側に水が飛んでくることになってしまうのです)

仮設で軒樋を設置して、水が中に入らないようにしているとのことでした。

縦樋の部分は、雨水が流れればいいので、仮設用のビニールを使っています。
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このように現場の進捗状況によって、気を遣う場所もいろいろ違ってきます。このように現場の工夫で、想定される問題を解決し、現場の作業をやりやすくし、もって品質を確保することは建築現場において重要だと思います。これからもより良い現場を目指して、現場関係者一同努力して参りたいと思います。